朝の洗顔は美肌効果あり?おすすめのタイミングや正しいやり方とは

あなたは朝の洗顔をどうしていますか?洗顔料を使って洗ったり、冷水や温水で洗ったり、洗顔の方法や効果が色々問われている今、あなたに適した洗顔方法を知りたいですね。ここでは、アーユルヴェーダの智慧に基づいて、体質や体調、季節に適した正しい洗顔方法やタイミング、効果を詳しくご紹介しています。

洗顔をするおすすめのタイミング

アーユルヴェーダでは、健康的な毎日を送るための健康法(ディナチャリア)として毎朝の洗顔をすすめています。

洗顔は朝の歯磨き後、または排便・排尿後にするのがおすすめのタイミングです。また、眼の汚物を取り除いたあと、髪や爪を綺麗に切ったあとにも洗顔をするといいでしょう。

さらに、水浴後や食前の空腹時、食後、睡眠から目覚めたとき、くしゃみをしたあと、祈りをする前、散歩から帰ったあとの場合には、洗顔をしたあとに、口をゆすいで口内も清潔に保つことも大切です。

ニキビや毛穴の悩みも解決!洗顔の嬉しい効果

洗顔の目的は、古い角質や過剰に分泌された皮脂、異物などを取り除くことです。

それに加えて、アーユルヴェーダでは、冷たい水で顔を洗うと、出血性疾患を抑制し、口腔内の湿疹、腫脹、顔面のニキビ、顎の黒斑を取り除くことができるといわれています。

一方、辛味薬物の温水での洗顔は、口腔が浄化されるため、冷え性や便秘、鼻炎、気管支炎などのカパ・ヴァータ性疾患を取り除きたい時におすすめです。

また、口腔内に口内炎などの腫れがある場合、油(ごま油など)を加えて洗顔することで腫れを抑えることができます。

その日の肌の状態に適した洗顔方法を取り入れて、丈夫で健やかな美肌を手に入れましょう。

肌の症状に合わせて行う洗顔の正しいやり方

アーユルヴェーダでは、自分の体調や季節の変化に合わせて、顔と眼を冷水または温水で洗うことをすすめています。さらに、敏感肌や乾燥肌など、肌の体質に合わせて、薬用牛乳で洗顔することもすすめられてきました。

アーユルヴェーダで話題!洗顔用薬用牛乳とは

薬用牛乳とは、薬物を一晩牛乳につけておいたもののことです。牛乳に煎液を加えたものでも構いません。ここでいう薬物とは、ヴァタ(クワ科 バンヤンジュ樹皮)、アシュヴァッタ(クワ科 インドボタイジュ樹皮)、ウドュムバラ(クワ科 ウドンゲ樹皮)、ロードラ(ハイノキ科ハイノキ属樹皮)、アーマラキー(トウダイグサ科アマラ果)を牛乳か水で煎じたもののことを指します。

「敏感肌」「乾燥肌」「脂性肌」それぞれ異なる洗顔方法

敏感肌の方や皮膚の炎症が気になるときは、冷水または冷たい牛乳で洗顔をしましょう。増大して肌の炎症の原因になっているピッタエネルギーを鎮静し、肌に落ち着きを取り戻すことができます。

皮膚が乾燥し、キメが荒くなっているときは、ヴァータエネルギーの鎮静が必要です。薬液を混ぜた温かい牛乳で洗顔し、肌に栄養を与えましょう。

皮膚が脂ぎっていて腫ぼったいときは、暖かい煎液か薬物を水に溶かしたものを使用することで、過剰になったカパエネルギーを鎮静することができます。

体調が整い、肌が健康的な状態の時は、顔と眼を冷たい水で洗い流してください。

朝の洗顔の必要性

朝は、日中に分泌される皮脂や汗、異物などによる肌の汚れの量は圧倒的に少ない状態ですが、寝ている間も同じように分泌物があるので、多少なりとも肌は汚れています。その際にいつでも水洗いで良いかというとそうではありません。

体調や体質季節によって変化する肌の状態に対して、正しい洗顔方法を取り入れることがポイントです。そうすることで、ニキビや皮膚病を予防につながり、丈夫な肌を作り、顔に輝きを与えてくれます。毎日の習慣(ディナチャリア)に朝の洗顔を正しい方法で取り入れていきましょう!

関連記事

ページ上部へ戻る