アーユルヴェーダで勧める舌の掃除の効果とやり方、おすすめの道具とは

舌の掃除

新型コロナウイルス感染症対策にも役立つ!舌掃除のやり方と効果のご紹介

アーユルヴェーダでは、タングスクレーパーを使用した舌掃除を勧めています。毎朝の習慣にすることで、健康チェックができ、新型コロナウイルスの予防にもなるでしょう。ここでは、舌掃除の目的やいろいろな効果だけでなく、タングスクレーパーの使い方を徹底解説!コラムを参考に舌掃除の朝活をスタートしましょう!

舌掃除の目的と効果とは

毎朝、舌掃除の習慣をつけることで、口臭予防や腸内環境の改善などいろいろな効果が期待できます。以下でひとつずつ見ていきましょう。

舌苔(ぜったい)を取り除いて口腔内を清潔に保つ

朝、舌の上には舌苔(ぜったい)とよばれる白い苔状のものが付着しています。これは、舌の上皮に細菌や食べカス、粘膜の老廃物が付着したもの。朝10時までにとらないと、体内に戻って、アーマ(毒素)となり蓄積されていきます。

毎朝舌掃除で取り除く習慣を心がけることで口腔内をだけでなく、体内の清潔を保つことが可能です。

味覚と消化力(アグニ)を高める

舌の上の老廃物を取り除くことで、新鮮な細胞があらわれます。すると、味覚が高まり、食物をしっかり味わえるように。それによって、唾液の分泌をはじめ、その他の消化液の分泌も活発になり、消化力が高まるのです。

舌苔をとる習慣が身につくと、濃い味や甘いもの、加工物などの味を受け付けなくなり、自然と食生活も改善していくでしょう。

舌苔の状態を見て健康状態をチェック

舌は、体調を如実にあらわしている場所。毎日の舌の状態をチェックすると健康状態もわかります。舌苔がたくさん取れると、身体の中に未消化物(アーマ)がかなり蓄積されるという証拠です。また、舌の色で、内臓の異常がわかるともいわれています。 舌苔が赤色の場合は、のぼせやほてり感があり、口内炎ができやすい状態を意味しています。白色の場合は、手足の冷え、貧血、下痢の傾向があると考えられるでしょう。そして、黄色っぽいときは、消化器や口腔粘膜の炎症、口内炎、胃・十二指腸潰瘍などが原因であることが予想できるのです。

大腸の働きをよくして腸内環境の改善

舌掃除をすることで口腔内の悪玉菌の量を減らし、善玉菌の量を増やすことができます。口腔内と腸は相関関係にあるため、腸内の悪玉菌も減少し、腸内環境の改善につながるのです。 また、舌掃除によって、舌が刺激されると、大腸の蠕動運動を促す反応を高めることにもなります。朝食を食べる前から、舌を刺激しておくことで、快便の準備にもなるでしょう。

口臭を予防

最近では、口臭の原因として、唾液に加えて、舌苔もあげられています。この口臭の原因は、硫化水素。細菌が舌苔を分解する際に、硫化水素が発生するので、その元である舌苔をとることで口臭予防につながるでしょう。

アーユルヴェーダの舌掃除でおすすめの道具とは

アーユルヴェーダでは、タングスクレーパーという道具を使用して、舌苔を取り除くことを勧めています。使い方はとても簡単。以下を参考に習慣化していきましょう。

タングスクレーパーの使い方と頻度

タングスクレーパーの使い方は、舌を出し、奥から手前に1回優しくこするだけ。使用するおすすめのタイミングは、朝起きて歯を磨く前です。

タングスクレーパーという専用のツールで取り除くことで、舌に新鮮な細胞があらわれます。

まだあまり日本ではメジャーではないですが、ドラッグストアやネットでお手軽に購入することができます。ちなみに、歯ブラシは舌の細胞を傷つけてしまうので、あまりおすすめできません。 健康のため、そして口臭予防のためにタングスクレーパーを活用し、舌苔を取り除いていきましょう。

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