朝の排泄が大切なわけ

新型コロナウイルス感染症対策~アーユルヴェーダでできること。今日はディナチャリアの教えの一つ、「朝の排泄」についてお話します。

朝の排泄

朝起床後、毎日規則正しく大便と尿を排泄し、大腸や膀胱は空にすべきであるとアーユルヴェーダでは言っていますが、排泄により、体がすっきり軽くなり、エネルギッシュに感じるということはすべての人が経験したことがあるかと思います。特に、規則的な排便の習慣は、腹部膨満感(お腹のはり)や腹鳴(ゴロゴロといった音)、胃の重圧感を予防し、皮膚のつやを与え、体力をつけて、長寿につながるとも言われています。ここでは、特に朝の排便が大切なわけを詳しくお話します。

排便のメカニズム

体には、いくつかの排便を促す仕組み合わさって、毎日規則的に排便が行われます。

起立反射

しばらく横になって眠っていた状態から、朝、目覚めて起き上がると大腸が動きだして、便を直腸に動かします。

胃結腸反射

睡眠中に空っぽになった胃に、朝食べ物が入ると、大腸が動きだして、便は肛門にとどけられます。アーユルヴェーダでも、舌苔をとるためにタングスクレーパで舌を刺激したり、水を飲むことをお勧めしていますが、それによっても胃結腸反射が促されます。朝食しっかりとることも、排便には大切になるわけです。

排便反射

便が直腸にたまり直腸の壁が刺激されると、大腸の動きがさらに活発になるのと同時に、脳に情報が伝えられて、便意を感じることができます。排泄の欲求を我慢したり、無視した生活が続くと、やがてこの便意を感じることができなくなって、便秘につながっていきます。

朝の時間は余裕をもって

また、こういった反射の働きは、自律神経のうち、副交感神経が十分働いている時に活発になると言われています。つまりリラックスした状態であることが大切なのです。

良質な睡眠を十分に

睡眠時間をけずったり、夜更かし朝寝坊は、自律神経のバランスが崩れるため、朝の排泄欲求が乱れ、便秘や下痢などの問題につながりやすくなります。

出勤まで時間の余裕を

朝ぎりぎりまで寝ていて、起きて、朝食も食べずにあわてて出勤という習慣の方も多いかもしれません。これでは交感神経が活発になり、排便反射の動きが抑え込まれることになってしまいます。朝は早起きをして、出勤までの時間をゆったり過ごすことが大切です。

本来の自然の欲求

このように朝の排泄は、私たちが本来の正しい生活を送っているならば、自然とおこる欲求なのです。もし排泄が不規則になってしまっている方は、食生活、睡眠、ストレス、運動などに何か問題があるかもしれません。ぜひ生活を見直してみてください。

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