- 2020-4-19
- ディナチャリア(一日の生活法)
- ピッタ, カパ, アーユルヴェーダ, ディナチャリア, ヴァータ, 新型コロナウイルス感染症対策, 部屋の換気, プラーナ, 風通し, ハウスダスト, ホルムアルデヒド

新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、密閉空間に行かないこと、こまめに換気をして、ウイルスが空間に定着するのを防止することが促されています。アーユルヴェーダの健康法「ディナチャリア」でも、「部屋の換気」の大切さを教えています。
換気とは?
部屋の中の空気と外の空気を交換することです。生活空間は、人の呼気である二酸化炭素、建材からでるホルムアルデヒド、ハウスダスト、花粉、細菌、ウイルスなどで満たされています。換気によって、これらの体にはあまり良くない物質を部屋の外に出すことができます。
気(プラーナ)の流れをよくする
家の中にきれいな空気が流れていないと、 気(プラーナ)の流れもよくなりません。プラーナとは生命エネルギー、私たちの体のさまざまな働きの原動力にもなっています。特に朝、外の新鮮な空気を取り込むことによって、部屋中の気の流れだけでなく、 身体と心の気の流れも整います。このように、換気は、心と体が健康であるためのちょっとした行動の一つなのです。
エアコンで換気できないのか?
皆さんの中には、エアコンをオンにしている時は空気が流れているので、自動的に換気もしてくれていると思っている方もいるようです。エアコンは、部屋の中の空気を吸って、その空気を冷たくしたり、温かくしたりして、部屋の中に戻すだけなので、部屋の中と外の空気の交換は行っていません。
換気の頻度
部屋の換気の時間と回数の目安は、1時間に5分程度がよいでしょう。2時間で10分するよりも、1時間に5分の換気を2回する方が、換気の効果は高まります。花粉が気になる方は、空気清浄機を設置したり、またレースのカーテンをしたりすることで、ある程度の花粉対策ができます。
空気の通り道を作る窓の開け方
換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで、空気の通り道ができて効率的な換気ができます。できたら、南と北、東と西というように、対角線上に空気の通り道があると理想的です。
風通しの良い部屋づくり
部屋に家具や物がありすぎたりすると風が抜けていきません。気の流れも悪くなってしまいます。少し風の通りが悪いなと思ったら、お部屋に空間を作ってみてください。
いらない物を整理したり、物を動かしてみたりして、風通しのよい部屋で過ごすことを習慣づけると良いでしょう。いらない物を処分する良いきっかけになるかもしれません。
お部屋の余裕は、心の余裕です。
みなさんの心が豊かでありますように。