アーユルヴェーダの食事法 ⑤アーマを作らない

お湯

人が食事をすると、食べ物は消化され吸収されて身体を作る栄養になります。
また消化の過程で老廃物として分類されたものは、汗、尿、便などになって排出されます。

ところが、そのどれにもなれずに毒素として体に溜まり病気の原因になってしまうものがあります。
それをアーユルヴェーダではアーマと呼びます。

アーマとは、食べ物が消化されず(未消化)、栄養にも老廃物にも
なれない状態のものです。

アーマ(毒素)を体に溜め込まないために、私たちは
どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。
そして溜まってしまったアーマについてはどのように解消したらよいのでしょうか。

 

アーマを作らない食生活

ビュッフェ
アーマとは未消化物のことです。
ということは、ご自分の消化力以上の質量を食べるとアーマが出来てしまうのです。
そう、つまり「食べ過ぎ」によってアーマができるのです。

消化力は個々で違いますから、もちろん食べられる(消化できる)食べ物の質や量も人それぞれ違います。
食べる質や量は、その人自身の消化力に合わせなければなりません。

古くから日本でも腹八分目などという言葉がありますが、
アーユルヴェーダではアーマを作らない食事量として、
胃の半分を食べ物、胃の1/4を水分、胃の1/4を空けておくように教えています。
寝子
具体的にどのくらいの感じかというと、
食べる前と食べた後で同じ動きができること(お腹いっぱいで動けないのはNG)
身体を重く感じることも眠くなることもない状態、と言われています。

また消化しやすさでいえば、タンパク質や脂肪よりも炭水化物の方が
消化が早く軽いため、アーマを作りにくいともいわれています。

 

食べ方や心境も未消化物を作る

消化力は、食べ物の質や量だけの問題ではありません。
緊張状態たっだり、怒っていたり、嫌な気持ちだったり、焦りながら食べたりすると、
やはり消化力がおちて未消化物を作ってしまいます。

仕事の接待などで緊張しながら食べると、食べた気がしない、
なんてことがあると思います。
食べた気がしないのは、うまく消化活動が行われてなくて消化不良をおこしているわけです。

 

お腹がすいてから食べること。

また消化力はその日の体調によっても変わります。
ですから、万人が等しく
「これだけの量を毎日食べなければならない」というのではなく、
消化力が落ちている、消化力がない、という時は無理に食べなくても良いのです。

お腹がすいてないのに食事の時間が来たからと言って
無理に食べることもアーマをつくる原因となります。
人によっては、朝食が入らない(特にカパ体質の方)などあると思いますが、
アーユルヴェーダでは、必ず朝食をとらなければならないという考え方はありません。

ご自分の本来の消化力を知り、その日の体調や消化力を観察しながら、お腹がすいたら適量を食べる。
何か別のことをやりながら(スマホや仕事、歩きながら!)ではなく、
きちんと食事に向き合って感謝しながらおいしくいただく。

なかなか現代社会では難しいかもしれませんが、アーマを作らないために
是非実践してみてください。

 

溜まったアーマを追い出すには!?

それでも、やはり食べ過ぎてしまった。消化不良を起こしているようだ、
既に体内に溜まったアーマをどうしよう!?
お白湯を飲む
そんな時にはアーマを追い出すアーユルヴェーダの智慧があります。
一番手軽にできるのが、お白湯です。
※お白湯についてはコチラ

特に集中してアーマを追い出したいときは、お白湯を食事時だけでなく常備して飲むとよいでしょう。

また断食などで消化器官を休ませ、現在たまっているアーマを排出することに身体を集中させてみるのも結構です。
ただしワータやピッタの方は、断食によってドーシャバランスを崩す可能性もあるので、注意が必要です。

現代社会では、食べ物がすぐに手に入りますし、忙しい中で食事しなければならなかったりします。
またグルメ情報も豊富なので頭が食べたいものでいっぱいになってしまって、
身体が欲している食べ物の質量がわからなくなってしまいがちです。

どうぞ、いま一度身体の声に耳を傾けてみてください。
身体が欲する質や量を食べる分にはアーマはできないはずです。
無理にひもじい思いをする必要はないのです。
アーユルヴェーダの食事法はとてもシンプル。
身体が欲する通りに、食べたいときに、食べたいものを食べて、健康になる。

とてもシンプルな健康法なのですから。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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