祈りを日常に

アーユルヴェーダには「1日の理想的なすごし方」に関する「教え」があります。これを「ディナチャルヤ」と呼びます。ディナチャルヤは、不調をなくして健康を維持発展するために簡単にできる日常生活の方法です。ここではその教えのひとつ「祈り」についてお話します。

一日の始まりに祈りを

アーユルヴェーダでは、一日の中で「祈り」の時間をもつといいと言っています。
祈りとは、神などの人間を超える神格化されたものに対して、何かの実現を願うことです。

神と言っても、人それぞれが信じる神を祈ればよい、宗教にしばられず、
自分の信じる神や自然に、自らの願いを唱えればよいとアーユルヴェーダでは言っています。

ヨーガの前のマントラ

アーユルヴェーダやヨーガの教師たちの多くは、精神を集中させて、
学びの時間が最高のものになることを願って、授業のはじめにマントラを唱えます。

ラガーディ ローガン シャタターヌ シャクター
Ragadi rogan satatanu sakuta
ナ セーシャ カーヤ プラスターナ セーシャン
Na sesa kayah prasthana sesan
アウツッキャ モーハン ラディダハーン ジャガハーナ
Autsukhya mohan ratidhan jaghana
ヨ プールヴァ ヴァイリヤーヤ ナマストウ タスマヒ
Yo purva vaidyaya nomastu tasmahi

欲望がもたらす病をはじめ全ての病気を無くした賢者や医者や釈迦に対して
お祈りします。この学びを受けることを感謝して、ありがとうございますという気持ちで
祈ります。

これはアーユルヴェーダのアシュタンガフリダヤサンヒターという
教科書の冒頭の言葉です。アーユルヴェーダの授業のはじまりで
これを唱える教師もいます。

願いが運命を変える

「願望があって意図となり、意図があって行為となり、行為があって運命となる」という
ヴェーダの教えも、ある意味「祈り」の大切さを教えているのです。
何かの実現を願って祈ること、それはすなわち、自らの意識をたかめ、
行為をおこすパワーの源となる意図につながっていくのです。
人は意識を集中したものは何でも強化され、そらしたものは何でも消滅します。

一日の中で、祈りの時間を大切にしましょう。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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