アーユルヴェーダの教科書

アーユルヴェーダの教科書をサンヒター(samhita)といいます。

サンヒターの特徴

1.サンスクリット語(sanskrit)で書かれています。
2.先生と生徒の会話形式で書かれています。生徒の質問があり、先生の答えが続きます。
3.詩(poem)、サンスクリット語のシュローカ(Sloka)になっています。
4.理論、生理学、治療学まですべてが書かれています。現在の医学の教科書は、生理学だったら生理学だけ、薬理学だったら薬理学だけ、治療だったら治療だけ、一つひとつの学問が独立しています。そのパターンをよく理解しないと調べるのも難しくなります。

サンヒターの構成

一つのサンヒターは、いくつかの部分(sthana)章に分かれています。
1.スートラ スターナ(sutra sthana)理論
2.ニダーナ スターナ(nidana sthana)病理学(病院の原因)
3.サリラ  スターナ(sarira sthata)解剖学
4.カルパ スターナ(Kalpa sthana)薬学(薬の作り方)
5.チキッツア スターナ(cikitsa sthana)治療

サンヒタ-として重要な6冊

特に、重要な3冊をブルッダ トラヤ(Vrddha traya)大きい3冊といいます。

1.チャラカ・サンヒター(Caraka samhita)
チャラカという聖者が編集し、内科治療(チキッツア/cikitsa)について主に書かれています。

2.ススルタ・サンヒター(Susrta samhita)
ススルタ(susurta)が編集し、外科系(salya)、解剖(sarira)について書かれています。

3.アシュターンガハルダヤ・サンヒター(Astangahrdaya samhita)
ワーグバタ(vagbhata)が編集し、チャラカとススルタサンヒターに書かれた内容を省略してわかりやすく書かれたものです。専門的によく書かれているので、Sutra(理論)を勉強するのに一番よいとされています。

さらに補足的に学習すると良いとされる3冊を、ラグ トラヤ(Laghu traya)小さい三冊と言います。

1.マーダワ ニダーナ(Madhava nidana)
マーダワと言う医者が書いたもので、サンヒターではありません。Nidana/ニダーナ(病理学)のみが書かれています。

2.シャーランガダラハ サンヒター(Sarangadhara samhita)
シャーランガダラハが書いたもので、薬学(bhaisajja kalpana)、薬の作り方が書かれています。

3.バハヴァプラカーシャ(Bhava prakasa)
バハヴァ ミサラ(Bhava misara)が書いたものです。サンヒターの形をしています。薬草の使い方、効果(dravya guna vignana)、薬理学(nighandu)各生薬の効果、何の病気に使うかが書いてあります。

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