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アーユルヴェーダの最も重要なハーブのひとつ、アシュワガンダのご紹介
アシュワガンダは体も心も健康にしてくれる万能ハーブとして、古来より活用されてきました。ここではそんなアシュワガンダの効果や日常での活用方法を詳しくご紹介していきます。是非参考にしてください。
アシュワガンダとは
アシュワガンダは、別名インド人参とも呼ばれる、インドに自生する常緑低木でナス科の植物です。アーユルヴェーダの最も重要なハーブのひとつで、古来より様々な症状の治療に使われてきました。
アシュワガンダのアシュワとは「馬」、ガンダとは「匂い」という意味。アシュワガンダの根は「馬のような」強い匂いがします。
アシュワガンダを飲んだり、オイルを体に擦り込んだりすることで、「馬のような精力と強さを得られる」ハーブとして有名です。
アシュワガンダの効果
アシュワガンダにはさまざまな効果があり、「ハーブの女王」とも言われています。以下でひとつずつ見ていきましょう。
ストレス緩和と体力増進
アシュワガンダには、「アダプトゲン」と呼ばれるストレスへの適応力を高める成分が含まれています。不安などのストレスを緩和することができ、うつ症状の改善にも効果的です。
また、アダプトゲンには、肉体疲労を改善し、体力を増進する効果もあります。
精神も肉体も元気であることが健康な状態。アシュワガンダは精神面も肉体面もストレスから私たちを守ってくれるハーブです。
寝る前に飲んで不眠症改善
副交感神経を高める働きがあり、リラックス効果を得られます。
寝る前にサプリメントとして飲んだり、アシュワガンダタイラでヘッドマッサージをしたりすることがお勧めです。
免疫力を高める
体に栄養を与え、オージャス(免疫力)を高めてくれます。
また、アシュワガンダに含まれる「サポニン」には、リンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞を活性化し、細菌やウィルスから体を守る効果も。
新型コロナウィルスやインフルエンザに負けない強い体作りにとても役立ちます。
アンチエイジング効果と癌の予防
アシュワガンダはアーユルヴェーダの本場インドやスリランカで若返りの薬として用いられてきました。
また、動物実験では、正常細胞の老化を防ぎ、癌細胞を死滅させる効果があるとされています。
放射線治療や抗癌剤の効果を高め、副作用を軽減することから、最近では癌治療への利用も言及されるようになってきた非常に有用なハーブです。
テストステロンに働きかけ精力アップ
アシュワガンダには、テストステロンを増やし、精力を上げる効果も期待できます。
女性の生理不順や生理中の腰痛の悩みにも強い味方です。男女問わず不妊症の治療の場でもよく使われます。
老人性関節炎などヴァータの病気を改善
増加したヴァータを鎮静し、老人関節炎や神経疾患などのヴァータの病気を改善する働きがあります。また、リュウマチにも効果的。
体に栄養を与え、心身を若返らせるので、高齢者の方にもお勧めのハーブです。
アシュワガンダタイラの効果と使い方
アシュワガンダタイラ(オイル)の効能は以下のとおりです。
【ベースオイル】ごま油
【主な成分】ごま油、牛乳、ウィタニアソムフェラ根エキス
【使用方法】外用のみ、部分用・全身用マッサージオイルとして
【効果】ヴァータ鎮静・アシュワガンダの効果
アシュワガンダタイラは、ヴァータを鎮静する働きのあるオイルであり、体に栄養を与え、元気にしてくれます。
週に1回、少なくとも15分間セルフマッサージするとヴァータによる症状の回復にとても有効です。神経系を癒し栄養を与え、ストレスによる衰弱、仕事やトレーニングによる負荷から身を守りたい人にオススメ。
頭・腰・お腹・足を中心に、全身を温めたオイルでマッサージし、シャワーで流すまで、最低10分待ちましょう。
部分的に関節や筋肉に塗りこむのも、良いトリートメントになります。ダンサー、運動選手、セラピストなど、肉体を使う人におすすめです。弱った部位やよく動かす部位に、このオイルを塗りこむことで、将来起こりうる怪我を予防することもできます。
アシュワガンダタイラを使うときの注意点
アシュワガンダタイラは、体の毒素をデトックスしてから使うようにしましょう。
まずは、ナーラーヤナタイラやクシーラバラータイラ、シッダールタタイラなどで体を整えてから、アシュワガンダで栄養を取り入れるのが効果的です。