- 2021-1-21
- ディナチャリア(一日の生活法)
- ピッタ, カパ, アーユルヴェーダ, ディナチャリア, ヴァータ, 新型コロナウイルス感染症対策, 部屋の換気, プラーナ, 風通し, ハウスダスト, ホルムアルデヒド
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新型コロナウイルスにも効果的!アーユルヴェーダにおける正しい換気方法のご紹介
新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、密閉空間に行かないこと、こまめに換気をして、ウイルスが空間に定着するのを防止することが促されています。アーユルヴェーダの健康法「ディナチャリア」でも、「部屋の換気」はとても大切です。コラムを参考に、正しい換気の知識を身につけましょう。
換気の意味とは?
換気とは、部屋の中の空気と外の空気を交換することです。生活空間は、人の呼気である二酸化炭素、建材からでるホルムアルデヒドやハウスダストだけでなく、花粉、細菌、ウイルスなどで満たされています。
定期的な換気によって、これらの体にあまり良くない物質を部屋の外に出すことが大切です。
換気は身体と心にも効果的
換気は、除塵、温度調節、脱臭、除湿、酸素供給などの効果があります。
また、家の中にきれいな空気が流れることで気(プラーナ)の流れも良くすることが可能です。プラーナとは、私たちの体の、さまざまな働きの原動力でもある生命エネルギーのこと。
特に早朝、外の新鮮な空気を取り込むことによって、部屋中の気の流れだけでなく、 身体と心の気の流れも整うとアーユルヴェーダで言われています。
このように、換気は、心と体が健康であるための、ちょっとした行動のひとつでもあるのです。
エアコンで換気はできるのか?
エアコンをオンにしている時は空気が流れているので、自動的に換気もしてくれていると思っている方も多いようです。
エアコンは、部屋の中の空気を吸って、その空気を冷たくしたり、温かくしたりしてから、部屋の中に戻すので、部屋の中と外の空気の交換は行っていません。つまり、エアコンでは空気の入れ替えが出来ていないので、定期的に換気をすることを意識しましょう。
冬場も大切!効果的な換気の頻度と時間とは
部屋の換気の時間と回数の目安は、1時間に5分程度がベストです。2時間で10分するよりも、1時間に5分の換気を2回する方が、換気の効果は高まります。
花粉が気になる方は、空気清浄機を設置したり、レースのカーテンをしたりすることで、ある程度の花粉対策が可能です。寒い冬に換気をするのも気が引けますが、室温を18度以上に保ちながら換気をすることで健康を保護し、安全に換気することができるでしょう。
空気の通り道を作る窓の開け方とは
換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで、空気の通り道ができ、効率的な換気ができます。
できれば、南と北、東と西というように、対角線上に空気の通り道があると理想的です。
風通しの良い部屋づくりをしよう
部屋に家具や物がありすぎたりすると、風が抜けていきません。気の流れも悪くなってしまいます。
少し風の通りが悪いなと思ったら、お部屋に空間を作ってみてください。
いらない物を整理したり、物を動かしてみたりして、風通しのよい部屋で過ごすことを習慣づけると良いでしょう。お部屋の余裕は、心の余裕です。いらない物を処分する良いきっかけになるかもしれません。
換気が必要と分かっていても、やり方次第で効果は異なります。正しい換気の方法で、体も心も健康を保ちましょう。