舌の掃除(舌苔をとる)

舌の掃除

アーユルヴェーダには「1日の理想的なすごし方」に関する「教え」があります。これを「ディナチャルヤ」と呼びます。ディナチャルヤは、不調をなくして健康を維持発展するために簡単にできる日常生活の方法です。ここでは朝の舌のお掃除についてお話します。

舌の掃除は味覚を高める

舌の掃除は、朝、歯を磨く前に行います。

タングスレーパーと呼ばれる専用の器具か、スプーンを使って、舌の奥から手前に向けて、舌の垢を軽くこすって落とします。
1度だけ、ゆっくりと行ってください。何回もこすると舌の細胞を傷つけるので注意してください。

この時に、タングスレーパーやスプーンに付着した、白や黄白色の垢を舌苔(ぜったい)といいます。
舌苔は、舌の表面の細胞や白血球などの垢、食物の糟などが混ざってできた老廃物です。
この舌苔を掃除する目的は、大きく2つあります。

ひとつは、口内の老廃物を取り除いて、味覚を高めることです。

味覚細胞の老廃物や前日に食べたものの粘りや油分が取れて、舌がさっぱりします。
味覚がはっきりすれば、味を確かに感じとることができるため、消化酵素の分泌を促し、消化力が高まることになります。
舌苔のついていない状態で食事をすれば、身体のなかに老廃物が戻ることもありませんし、おいしくいただけます。
 

舌の掃除~②健康チェックのバロメーター~

舌
もうひとつは、健康状態のチェックです。

舌は体調を如実に反映している場所で、舌の異常の箇所で、内臓の異常がわかるとも言われています。
 
例えば、胃粘膜が弱っている場合には、一般に舌苔は多くなります。
また、舌苔の色でも身体の不調が分かると言います。

赤や黄色苔   → 口内炎、胃潰瘍など
白い舌苔    → 手足の冷え、貧血、下痢傾向など
黒や褐色の舌苔 → 冷え、慢性化、腹痛、腰痛など

舌の掃除をして、いつもより舌苔の量が多いと感じた日には、食事の内容や量を調節して胃を休める、というように、舌の状態から体調を知って、生活の仕方を調節することができます。

舌の掃除をして、身体の中から美しくなりましょう。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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