- 2020-12-29
- アーユルヴェーダオイル
- 予防医学, オイルマッサージ, ハーバルオイル, ワータ ピッタ カパ, 抗酸化作用, 若返り, アーユルヴェーダオイルの作り方, 効果, 疲労回復, オイルの使い方
Contents
アーユルヴェーダで使用するオイルについてご紹介
アーユルヴェーダは、5,000年の歴史を持つインド・スリランカの医学体系です。治療のみならず、予防医療としての役割も大きく、自然治癒力を高め、日々を生き生きと暮らす智慧として、世界中から注目を集めています。
そんなアーユルヴェーダの治療の中心はオイル。毎日アーユルヴェーダオイルを身体に擦り込むことで、より健康に過ごせると言われています。以下で詳しく見ていきましょう。
アーユルヴェーダで使用するオイルとは
伝統的なレシピに従って、さまざまなハーブを煮込んで作るアーユルヴェーダオイルは、何千年もの時を経て受け継がれた智慧の結晶です。オイルを肌に塗ると、すぐに浸透し、60兆の細胞ひとつひとつにまでハーブの力が行き届きます。ハーブの秘められた力がぎゅっと詰まっているオイルなのです。
アーユルヴェーダオイルの作り方
アーユルヴェーダオイルは、次のように作られます。
ベースになるオイル(セサミオイル、ココナッツオイル、ヒマシオイルなど)、ハーブの煎じ液、カルカ(ハーブペーストあるいは、ハーブを砕いてパウダー状にしたもの)、その他(牛乳など、オイルによってレシピはさまざま)を用意。
それらをすべて大鍋に入れ、数週間かけて、水がすっかりなくなるまで煮込んでいきます。
火加減によっては焦げ付かせてしまうので、熟練の職人がつきっ切りでオイルの状態をチェックするのが必要です。手間暇をかけ、ようやくアーユルヴェーダオイルは完成します。
アーユルヴェーダオイルの効果
アーユルヴェーダの古典の一つ、アシュタンガフリダヤサンヒターでは、アーユルヴェーダのハーバルオイルでトリートメントをすることによる効果は、以下のように説明されています。
「毎日マッサージをすることで、老化を遅らせ、疲れを取り、ヴァータ(疲れや痛みに関係する生命エネルギーのひとつ)をなくすことができる。さらに、視力を回復、身体に栄養を与え、長生きでき、よい睡眠をとることができ、皮膚を強くする」
このように、疲労回復や長寿などを助けをする働きがあるオイルマッサージ。忙しい時でも、頭と耳と足は毎日することで、より高いアンチエイジング効果が得られるでしょう。
さらに、あなたの体質や目的に合わせて、適切なものを選ぶことがオススメです。
※体質や目的に適したアーユルヴェーダの代表的なハーバルオイルについて、詳細はこちら
アーユルヴェーダオイルの種類と使い方
インドやスリランカでは、医療として、ハーバルオイルが使用されています。
たとえば、目や耳の外用薬・創傷や潰瘍につける軟膏・浣腸・膣洗浄・点鼻薬・シロダーラ・内服用など。これらの目的で使用する際は、信頼のおけるドクターの指示のもとで行いましょう。
セルフマッサージで日々のケアのために使用する場合は、オイルを温めて使用するといいでしょう。抗酸化作用が高まるだけでなく、肌への浸透力がアップします。
みなさんもぜひアーユルヴェーダのハーバルオイルを活用し、美と健康を維持していきましょう。