ニキビや吹き出物の原因は?美味しい食事で美肌を手に入れる方法をご紹介

ニキビも吹き出物も気にならない!ツヤツヤ美肌を手に入れる方法とは

痛いにきび。目立ってしまう吹き出物。大事な予定があるときに限って、ぽつん、とできてしまうこと、ありますよね。 できてしまってから、慌てて薬を塗ったり、お化粧で隠したり。 あるいは、予防にとビタミン剤を常用したり。 なんだかんだお金もかかるし、下手に隠して悪化したりなんてことも。ここでは日々の生活でできるニキビや吹き出物の予防方法をご紹介していきます。

ニキビと吹き出物の違いとは

ニキビも吹き出物も、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼び、おでこや口の周り、頬などにできる発疹のことです

一般的に、思春期の時期に多く見られるものを「ニキビ」、大人になってからできるニキビを「吹き出物」と呼びわけることがありますが、両者とも同じものと考えていいでしょう。

しかし、思春期にできるニキビと、大人ニキビ(吹き出物)は、出来やすい場所や原因が異なります。

思春期に出来やすいニキビの場所と原因

思春期の時期は、皮脂が多く、顔全体にニキビが出来やすいのが特徴です。特におでこや鼻などに出来やすく、汗を多くかく夏の時期に気になる方が多くなります。

思春期ニキビができる原因は、ホルモンバランスの乱れから、皮脂分泌が過剰になること。皮脂が分泌されると、アクネ菌(ニキビの原因菌)が皮脂をエサにして繁殖し、炎症を起こして、ニキビを作り出すのです。

大人ニキビ(吹き出物)の出来やすい場所と原因

大人ニキビは、顎や頬などのフェイスラインに出来やすいのが特徴です。また、同じ場所に繰り返しできる傾向があるので気を付けましょう。

大人ニキビ(吹き出物)の原因は、肌の乾燥、生理周期やホルモンバランスの乱れ、日頃のストレス、不規則な生活などが考えられます。

ニキビや吹き出物を治して、ツヤツヤ肌を手に入れる方法

ニキビの原因は、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の分泌や不規則な生活と説明してきました。では、どうすればニキビを治し、美肌を手に入れることができるのでしょうか。睡眠やスキンケアはもちろん、日々の食事で摂る栄養素が大切です。

薬ではなく日々の食事で改善しよう!必要な栄養素や食材とは

ニキビは、ビタミンの不足による代謝異常や自律神経の失調はもちろん、胃腸の不調や便秘なども重なってできてしまうといわれます。

美肌を目指すには、ビタミンB2・B6・C・Eやフラボノイドを食事から取り入れることが大切です。

ビタミンB2の働きとオススメの食材

ビタミンB2は、脂質の代謝を助ける働きがあり、小鼻のわきの脂っぽいブツブツを防止してくれます。

ビタミンB2を多く含むオススメの食材は、魚や乳製品に多く含まれます。納豆やほうれん草、アーモンドからも摂取できるので、ダイエット中の方も積極的に摂取しましょう。

ビタミンB6の働きとオススメの食材

ビタミンB6は、アミノ酸の再合成を手助けし、健康な皮膚を作る働きがあります。ビタミンB6を多く含む食材は、マグロやカツオなどの赤身の魚や、ささみやヒレ肉などの脂の少ない肉類に多く含まれています。

また、レバーやさんまは、ビタミンB6だけでなく、ビタミンB2も含む、肌に嬉しい食材です。

  ビタミンCの働きとオススメの食材

ビタミンCには、免疫力を強化し、細菌の感染を防ぐ働きがあります。また、コラーゲンの生成を助け、シワや傷を治す効果があるのも特徴です。

ビタミンCを多く含む食材は、赤ピーマン、ブロッコリーなどの野菜や、キウイ、いちごなどのフルーツです。

ビタミンEの働きとオススメの食材

ビタミンEは、抗酸化作用がとても高く、皮膚を正常に保つ働きがあります。体内に蓄積されにくいため、食材から摂取することがとても重要です。

ビタミンEを多く含む食材は、アーモンドや落花生などのナッツ類や、オリーブオイルなどの植物油などです。かぼちゃやさつまいも、アボカドにも含まれています。

  フラボノイドの働きとオススメの食材

フラボノイドには、コラーゲンをつくるビタミンCを助ける働きがあります。また抗酸化作用があり、しみやしわの改善、アンチエイジング効果なども期待できる栄養素。

フラボノイドは、そば粉や柑橘類の薄皮、大豆、ゴマなどの食材に多く含まれます。

こうしてみると、主菜や副菜、それぞれにぴったりな食材が並びます。

ささみの甘辛炒めや、鮭のホイル焼きなどを主菜に、カボチャやさつまいもは煮物にして、ほうれん草をおひたしに。デザートはオレンジなど、日の献立が出来ますね。

小腹が空いたらアーモンドなどのナッツ類を取り入れる習慣もいいでしょう。

アーユルヴェーダの体質でわかる、ニキビや吹き出物の予防方法

アーユルヴェーダでは、にきび・吹き出ものは、ピッタとカパというドーシャ(エネルギー)が過剰になりすぎてしまったことが原因であると考えられます。

赤ニキビや黄ニキビはピッタドーシャの増加が原因

赤く炎症が起きているニキビや、さらに悪化した黄ニキビは、熱の属性をもつピッタが過剰になっていることが要因です。

ピッタをさらに活発化させてしまう、辛いものや刺激の強い飲食物は控えましょう。体を温めるスパイスや、夏の暑い季節も要注意です。

白ニキビや黒ニキビはカパドーシャの増加が原因

ニキビが白く脂っぽい場合、または、白ニキビによって毛穴が開き、黒く見えるニキビの場合、油性の性質を持つカパが過剰になっていることが原因です。

カパが活性化している時は、油性の強いものと甘いものは避けましょう。

アーユルヴェーダの健康法では、食事は大きな柱。お肌を整える薬を飲んだり、ファンデの厚塗りでニキビをごまかしたりするのではなく、美味しい食事で美肌作りが可能です。

美容液やサプリではなく、食事がニキビ・吹き出物の対策になるのであれば、1品増やしてちょっぴり贅沢しても、たいしたことないですよね。美味しい食事は日々のストレスも癒します。

アーユルヴェーダの智慧と美味しいご飯で、美肌を目指しましょう。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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