食事や美容、健康に役立つ万能オイル「ギー」の効果や使い方、作り方とは

万能オイル「ギー」ってなに?効果と使い方、作り方をご紹介

ギーは、無塩バターから不純物やたんぱく質を取り除いて作られる黄金色のきれいなオイルです。不純物を取り除くので、オイルなのに酸化しないと言われています。また、バターとは異なり常温保存も可能。ここではそんなギーの効果や使い方、そして作り方をご紹介していきます。

ギーの効果と使い方

アーユルヴェーダにおいて、「ギーは1000の使い道、1000の効果がある」と言われ、神聖なオイルとして約5000年もの間、活用されてきました。食用だけではなく美容や健康のためにも愛されるギー。ここでは、代表的な効果と使用方法をご紹介します。

消化促進し体に溜まった悪いものをデトックス

お白湯を飲む

ギーは、ピッタを鎮静しながら、消化を促進する火(アグニ)を高める働きがあります。アーユルヴェーダにおいて、消化力を高めることはとても重要。朝起きて少量のギーを紅茶や白湯に足すことで、体内に溜まったものの消化を促進できます。

免疫力を高めて強い体に

ギーに含まれる短鎖脂肪酸(酪酸)には、腸内の悪玉菌の増殖を抑えたり、キラーT細胞の生成を施したりする働きがあります。腸内にはたくさんの免疫細胞があるため、腸内環境を整えることで、身体をウィルスや細菌から守ることが可能です。また、体を強くし、炎症やアレルギーを抑える働きもあります。

便秘改善効果

ギーは腸内環境の改善に役立つ成分で構成されています。さらに、不純物が含まれていないので、身体に留まらず、体内に澱んだ老廃物を包み込んで排泄する働きがあるのも特徴です。

便秘に悩んでいる方は、夜寝る前にホットミルクにギーを混ぜて飲むのがいいでしょう。

お肌や脳をアンチエイジング

ギーに含まれるビタミンAとビタミンEは抗酸化作用があり、肌の老化の原因となる活性酸素を除去する働きやシミ・シワを改善する働きがあります。

食事として取り入れるだけでなく、ギーを肌に直接塗ることで、皮膚の奥にまで成分が浸透し、肌を整えることも可能です。乾燥した肌に潤いを与える、保湿効果が高いオイルとしても知られています。

また、脳を発達・活性化させ、記憶力を高めたり、理性や知性を増進させたりする効果もあります。

ダイエット効果で太りづらい体に

ギーには、脂肪燃焼効果のある共役リノール酸と脂肪として蓄積されにくい中鎖脂肪酸が豊富に含まれています。そのため、コレステロールをつきにくくしたり、エネルギー代謝を活発にしたりすることから、ダイエット効果があると言われています。普段の油と置き換えて使用するといいでしょう。

眼の疲れや充血を改善

呼吸

ギーに豊富に含まれるビタミンAは、目を守る大切な栄養素です。

ギーを点眼に使用することで、目の充血を抑えてくれます。また、目のまわりに練った小麦粉で土手を作り、オイルを流し込む「ネトラバスティ」と呼ばれる、アーユルヴェーダの目の治療も、ギーが使われます。ドライアイや眼精疲労の改善、近視の進行を予防するのに効果的です。

カレーなど料理のコクや旨みを引き出す

普段の油と置き換えてギーを使用することで、料理にコクや旨みを引き出します。また、加熱することで香りを引き立ててくれるのも特徴です。

カレーやスープに入れたり、ナンやトーストに塗ったりするのがオススメ。また、チャイやコーヒーに入れると風味が増します。

家庭で簡単にできるギーの作り方とは

ギーの作り方はとても簡単なので、ご家庭でも作れます。以下でご紹介しておりますので是非ご家庭で実践し、食事や美容、健康に活用していきましょう。

1.無塩バターを鍋に入れ、中火で溶かす。
2.沸騰させて水をとばしたら、弱火にする
3.10分くらい沸騰させると、だんだんタンパク質や不純物が表面に浮き上がってくる
4.オイルがきれいな黄金色になったら、火から下ろす
5.キッチンペーパーなどで濾して、器に入れる

これで黄金色に輝くギーの出来上がりです!普段使いの食用オイルの代わりとして、まずはお試しください。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

世界で一番わかりやすい「アーユルヴェーダ入門セミナー」はこちら>

関連記事

ページ上部へ戻る