アーユルヴェーダの食事法 ⑦身土不二

稲穂

広く言われていることですが、アーユルヴェーダでも地産地消の勧めがあります。

 

からだと土はおなじ

現代の日本社会では難しいかもしれませんが、
本来は居住地の周囲2キロメートル以内でとれた植物が
体に良いとされています。

植物は、その環境に耐えられるよう生育しています。
ですから「私」と同じ環境で育っている植物は、
そこに住む「私」の身体にとって、必要なものを作っているといえるのです。
だから近くでとれた植物を頂き、その栄養素を摂るのが理にかなっているのです。

からだと土はおなじです。東洋医学ではこれを身土不二といいます。

周囲2キロ以内というのは難しいですが、ご自分の住む地域特産のものなど
いま一度見直してはいかがでしょう。

 

季節の旬のものを頂く

スーパー
今では外国からの輸入品があるので、スーパーなどで簡単に、
年中手に入る食材が沢山あります。

しかし、本来は寒い地方の人が熱帯の国でとれた食材を摂るのは避けた方がいいのです。
日本には四季がありますので、寒い季節には体を温める食物、
熱い季節には体を冷やす食物を摂った方がよい、といえるでしょう。

もっとシンプルに言うと、その時期に、その国でとれる旬のものが、
体のドーシャバランスを整えるには一番なのです。

体のバランスが整って来れば、その時期・その場所で一番おいしいものが
自然とわかるようになるかもしれませんね。

 

四季のドーシャを意識する

四季
皆さん、なんとなく夏は食欲がなくなるという感覚があると思います。
逆に、冬はお餅など重い性質のものがおいしく感じますよね。
このように季節と食欲(消化力)には深い関係があります。
基本的には、消化力が落ちるのが夏で、消化力がアップするのが冬です。

最近はエアコンが完備されていて体が季節を感じにくくなってきている
可能性もありますが、それでもやはり夏は暑いし、冬は寒いものです。

四季にもドーシャ(ワータ・ピッタ・カパ)があります。
寒暖の差だけでなく、もっと微細なその季節特有のエネルギーのバランスの変化
というものがあるのです。

例えば、春(3~5月)はカパが悪化しますし、
梅雨(6月)など季節の変わり目は全体のドーシャバランスが乱れ、
夏(7~8月)はピッタがあがります。

また秋から冬にかけても、めまぐるしくドーシャのバランスが変動します。
台風期にワータがあがるのですが、それが去ってカラッとすると
夏に蓄積されていたピッタが顔をだし増悪します。
またその後(初冬)、消化力が上がる季節がきます。これが日本の「食欲の秋」かもしれません。

アーユルヴェーダの古典では、この時期に食事制限をすると体力が奪われワータが
増悪するとあります。
冬はワータが増加するのでワータを鎮めるような食事を心がけます。

季節の過ごし方についてはアーユルヴェーダでとても詳しく記載があります。
これをリトゥチャルヤと言います。

ここでは季節の食事法にフォーカスして次回もう少し掘り下げてご説明しましょう。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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