アーユルヴェーダの紹介

アーユルヴェーダは、インド・スリランカでは、現在でも日常の家庭での病気の予防や簡単な治療として使われています。家庭の中で、おじいさん、おばあさん、お母さんから学び、成長と同時に自然にアーユルヴェーダを使ってきました。女性が結婚前に身体の健康を高め、内側からそして心からの美しさを引き出すためにビューティー・セラピーとしても使われています。サロンやホテルなどでは、マッサージやパンチャカルマ、解毒、ヨーガ、瞑想など、アーユルヴェーダの一部だけを提供する所が一般的になってきました。

インド・スリランカでは、政府が認めた病院がたくさんあります。アーユルヴェーダの医師になるためには5年間大学で勉強し、1年間はインターンとして訓練をつみ、初めて資格が与えられます。現代医学のドクターもアーユルヴェーダのドクターも同じ位置付けにあります。その他にもGuru kula システムと言われ、先生の家に泊まり、その家庭に入って小さい時から勉強して、医師になるTraditional Physician(伝統医)も存在していますが、国家試験に通らなければ、医者にはなれません。欧米でも、アーユルヴェーダの大学が増えてきていますが、法律での規制があったり、実際に薬として使用するための薬草や薬が手に入らないため、出来る範囲が限られています。アーユルヴェーダ医師たちは知恵をしぼって、アーユルヴェーダの知識を実践的に応用しています。

WHO(世界保健機関)では、アーユルヴェーダをtraditional medicine(伝統医学)や
indigenous medicine(その土地固有の医療)と表現しています。現代医学と同じように、病気
を診断したり、薬を使って治療する方法を数多く持っています。オイルマッサージは、効果が高
いため、よく行われる治療の一つでもあります。薬として天然の薬草を中心に使用するため、
herbal medicine(薬草医学)とも言われています。

アメリカやイギリスでは、complimentary&alternative medicine(CAM/カム)補完代替医療
の一つされていて、現代医学では解決できない病気の治療をサポートする医学という位置づけに
なっています。

アーユルヴェーダでは、生命は、肉体と感覚器官、精神、魂(心)が繋がっていて、相互に支えあっている状態と定義しています。よって、治療も健康法も、これら全てに働きかけます。このように、生命をholisticホリスティック(全体)にとらえ、さらに、自分を取り巻くあらゆるものと調和のとれた生活をすることで、人が本来持つ「自然治癒力」を最大限に高めて、病気を治療し、健康を維持してくことができるとしていることから、全人的医療・ケアと言えるでしょう。

現代の日本においては、高齢社会において、死ぬまで自立的に生命を全うし、自分らしく生きていくことができるかが大きな課題となっています。身体が思うように動かせるだけでなく、心穏やかで充たされた生涯をおくれるようにアーユルヴェーダから学べることはたくさんあると言えるでしょう。

情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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