カパが増える春、理想的な食事やダイエットで体質改善

春に増加するカパ、その影響と改善方法とは?

アーユルヴェーダのリトゥチャリアでは、カパが増加する季節は「春」と言われています。では、どのような生活を送ることで、カパを整えることができるのでしょうか。ここでは、そんな春の理想的な過ごし方をご紹介。記事を参考にしていただき、生き生きとした身体で春を満喫しましょう。

春(2月中旬~6月中旬)は、カパの季節

アーユルヴェーダでは、春はカパの季節です。

冬の間、身体の消化力が上がり、食欲が増大。一方で、食べ過ぎると消化力が低下する原因にもなります。寒さも合わさってカパの増加を導きます。そして、春になり気温があがってくると、体内に溜まっていたカパが緩み、体の外に流れ出すのです。それは、あたかも、雪山の氷が春の日差しでゆるみだし、川の水かさが増えて流れがよくなるというイメージです。

カパが増加することによる症状

カパが増大すると、身体のだるさや花粉症、風邪、咳、鼻づまりなどの症状が出やすくなります。また、体重が増え、精神的にも肉体的にもおもりがついたように、家にこもりがちになってしまう方も多いようです。昔から「春眠暁を覚えず」といって、春は眠いもの。これも、カパの増加による影響と言えるでしょう。起床時のだるさがひどく、1日中体が重い感覚があり活動レベルが下がる方は、カパのケアをすることで春を満喫できるでしょう。

カパの季節の理想的な食事法やダイエット法とは

セルフマッサージ

まだ寒さの残るこの時期は、からだを冷やしてカパのエネルギーを増やさないことが大切です。運動をしたり、セルフマッサージをしたりして、代謝を高めるのがオススメ。また、この時期は、消化しづらいものや、甘味、酸味、塩味がある食べ物の食べ過ぎは避けてください。春野菜のような苦味のあるものを食べて、冬の間にため込んだ毒素をデトックスするのがいいでしょう。

カパエネルギーについてはこちら季節に合わせた過ごし方とは~リトチャリア~

カパとヴァータの鎮静化

カパのエネルギーが増加する春、カパをコントロールするような生活習慣を心がけると調子があがるのがわかるでしょう。ただし、この時期は、気温や天候が不順になりがちです。その影響で自律神経が乱れ、ヴァータのエネルギーも悪化しますので、同時にヴァータのエネルギーのコントロールも必要になってきます。

まずはヴァータから鎮静する

カパとヴァータという2つのエネルギーが同時に悪化している場合は、一番対応が難しいパターン。この場合、まずはヴァータの鎮静から始めましょう。カパの鎮静から始めてしまうとヴァータがさらに上がって、ますます、症状が悪化してしまう可能性があります。

春に増加するヴァータを整える方法

頂きます

具体的に身近にできることは、温度管理です。ヴァータが上がる理由は、気温の不規則性と冷えによるもの。暖かいと思った日でも、必ずジャケットを持参し、身体を冷やさないようにしましょう。

また、春っぽい陽気になったからといって、薄いスカートやサンダルで出かけると、ヴァータを上げることにつながります。冷えてしまった日は、湯ぶねに浸かり、その日のうちに体を温めてください。

このようにヴァータを鎮静し、ヴァータによる不調がなくなったところで、カパのケアをします。たとえば、晴れて暖かい日は、花々を見に散歩に出かけるのがカパの鎮静に効果的です。

このふたつのエネルギーをうまくコントロールしながら、春の天候不順を乗り切って元気に生活するようにします。

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