アーユルヴェーダの食事法 ④ラジャスな食事、タマスな食事

怒った子供

アーユルヴェーダでは食べ物が体だけでなく、心にも
様々な作用をもたらすと教えています。

心には、サットヴァ(純粋性)、ラジャス(動性/活発性)、タマス(惰性/不活発性)
の3つの性質(トリグナ)があるとされています。
※トリグナについての詳しい説明はコチラ

人のタイプとして、ラジャス寄りの人、タマス寄りの人、サットヴァに富んだ人、
という見方もできますが、
たいていの人は、ラジャスとタマスを振り子のように行ったり来たりしながら、
生活していると言えるでしょう。
サットヴァは純粋性と訳されますが、最もドーシャバランスがよく、穏やかで健康的な状態とされています。
ですから、アーユルヴェーダでは、心の状態をなるべくサットヴァに近づけるよう教えています。

またサットヴァを増やす食事をサトーヴィカ食とよび、そのような食事を摂るように推奨しているのです。

前回、サトーヴィカ食について説明しましたので、
今日は、ラジャスな食べ物、タマスな食べ物について説明いたします。
※サトーヴィカ食についての記事はこちら

ラジャス、タマスな食べ物とは?

とうがらし

①ラジャスに富む食べ物

激辛食品、肉類、にんにく、玉ねぎ。
激質を増加、ピッタ・ワータを増加させる。
過度に辛く、酸っぱく、塩辛く、口の中を焼くような刺激が強いもの。
油気がなく、ヒリヒリした苦痛と災いと病気をもたらす食事

②タマスに富む食べ物
納豆

保存食品、レトルト食品、作り置きの食品、腐った食品、油分の多い食品。
惰性を増加、カパを増加させる。
新鮮でなく、味を失い、悪臭があり前日以前に調理された、あるいは食べ残しの不浄の食物

納豆や味噌なども体には良いのですが、精神的にはタマス寄りと言われています。
肉好きの欧米人はラジャス系、発酵食品など保存食品を多く摂る日本人はタマス寄りなど
国民性についてもこのように言われることもあります。

 

ラジャス、タマスな食事は、心にどんな影響をおよぼす?

ラジャスに富む食事を食べすぎると、心もラジャスを増やして批判的・攻撃的になり、
不活発性ののタマスを含んだ食事(冷凍やレトルト食品など)を摂りすぎると、
怠惰、閉鎖的、抑うつ的になり、ねたみや恨みの感情に溺れてしまう傾向があります。

とはいえ、ラジャスやタマスに富む食べ物をとらない、ということではなく
そういう性質や作用があることを知ったうえで、摂りすぎに注意することが大事なのです。

ラジャスに富んだ食事をとると、たしかに攻撃的になりますが、
逆に元気がない時(タマス寄りの心のとき)は、ラジャスを多めにとると活動的になるのです。
また、摂りすぎたな、と思った時は逆の性質のものを摂ってバランスを調整することも
出来るのです。

ハート
これまでお話してきたように、食は心も体も作ります。
何を食べるか、だけでなくどのように食べるか(どのように調理するか)
という食への姿勢も心身に影響します。

万人にとって良い食べ物、悪い食べ物というものは基本的にはありません。
カパタイプの人が控えた方がいい食物でも、ワータの人にはお勧めだったりするのです。

このように全ての食物は、薬にも毒にもなり得ます。
自分のドーシャがどのタイプなのかを知り、今の心身の状態などじっくり観察すること。
つまり ご自分の心や体と相談しながら食事に向き合う、そんなふうに
捉えてみてはいかがでしょうか。

※ご自身の体質(ワータ・ピッタ・カパ)を知りたい方は、こちらでどうぞ!
「アーユルヴェーダ体質診断テスト」
情報:英国アーユルヴェーダカレッジ

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